学生によるインターンシップレポート西日本工業大学3年 石山篤

今回、古森弘一建築設計事務所にインターンシップとして3週間お世話になりました。

事務所は仕切りの無い一つの大きなワンルームで構成されていて常に人の気配を感じることができる、寂しがり屋の僕にとって居心地のいい空間でした。

僕は工業高校建築科出身で高校在学中にとある設計事務所にインターンシップとしてお世話になったことがあります。その事務所は、ものすごく静かな雰囲気だったという印象が残っています。

しかし、全ての事務所がそういった雰囲気では無いと分かりました。ここは、仕事の場とコミュニケーションの場がはっきりしていて、お昼になるとスタッフと学生が一つのテーブルを囲って会話が飛び交うとても明るい雰囲気で3週間過ごすことができました。


作業内容は主に模型製作のお手伝いをさせていただきました。
県内にある図書館・生涯学習センター・文化ホールの3つが複合した施設がリニューアルするということで、リニューアル後の模型を製作しました。
その模型は後に建築展に出展されるということで、僕が模型チームに参加して大丈夫なのかという不安もあったのですが、アルバイトの学生が1から模型作りの基本を優しく教えてくれたので、技術も上がり、不安から自信に変わりました。


建築見学として、樹を掴む家、池⽥保育園、⻄法寺納骨堂に連れて行っていただきました。
実際に建物を見学して、こだわった場所や施主の要望に添いながら設計するポイントを知ることができるとても良い経験をさせていただきました。


最終日の夜は事務所のお食事会にも誘っていただき、スタッフの皆さんと大爆笑したこと、社会に出るということ、設計士という職業の厳しさを痛感することができて、とても濃い時間を過ごすことができました。皆さん笑顔の絶えない方達で本当にあの時間は僕にとってかけがえのない楽しい時間でした。

こうして3週間を思い返しながらこの文章を書いている時間も楽しかったです。

古森弘一建築設計事務所の皆さん、アルバイトの皆さん3週間お世話になりました。
ありがとうございました！