2007/10/31

ワークショップ

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先週末所属する建築家協会の地域会で、今年新人賞を受賞した小川広次氏をお迎えし、ワークショップが行われました。
このワークショップは韓国の大学3校、国内の大学7校、計10校が参加し、小川氏より提示された「時空を超える建築」のアイデアを各校が提示し、小川氏が講評するというものです。各校ともよくがんばり良いワークショップになりました。

小川氏は建築に対してとても真摯に取り組んでいらして、しっかりとした建築に対する考え方を確立されている方です。もちろんクリエーターなので日々沢山の悩みを抱えているでしょうが、思考方法に揺るぎがないので、出てきた答えに振幅はないと思います。
「最後は自分の生き方に対して家族が認めてくれればそれでいい」呑み会の帰り道うかがった言葉に、建築家の孤独さとこれまでの戦いの傷跡が見え隠れしていました。
もちろん、小川氏の施主は出来上がったものに大満足だと思います。しかし、その大満足に至るためには時には施主とも議論しなければいけません。そういう時、建築家はとても孤独になるのだと思います。カッコイイ人です。

 

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