先週末、福岡の人工島アイランドシティーにある「ぐりんぐりん」を見てきました。設計は伊東豊雄。竣工して博覧会が開かれ、その後閉鎖している間に植物がぐんぐん育ち、気持ちの良い建物になっていました。
これまで色々な建築家が建築を自然の中にとけ込ませようと土の中に建物を埋めたり、建物に沢山木を生やしたりしてきました。しかし、建築はどこまでいっても人工物であることは否めないので、何となく不自然さが残る提案が多かったような気がします。
そうした中この「ぐりんぐりん」は人工物であることを否定せず、植物に屋根を間借りさせてあげるといった感じで、建築と植物がお互い媚びを売ることなくいい関係で共存しているように見えました。
建物の中は緑化の研修や勉強をする場所になっていますが、私にとってはこの建築作品自体が建築と自然関係を考える良い教材になりました。
近くに最新の過激な遊具施設があるので、子供も楽しいところですよ。