先週末は、初心に立ち返ろうと、思い出の地・京都に行ってきました。
大好きな大徳寺と、
割烹を営まれている恩人を訪ねるのが目的でした。
神社仏閣から近代建築まで、その文化度は素晴らしく高く、
多くの再発見がある旅行でした。
今回よかった所の感想を書き留めるので、京都旅行のご参考に。
大徳寺高桐院のアプローチは有名ですが、
芳春院のアプローチと玄関も秀逸でした。
強弱のある動線のドラマチックな展開や、視線のコントロールには、
ミースや谷口吉生を思い出します。
改修を終えた京都会館(現ロームシアター京都)は、
近代の名建築の改修という難しい条件でありながら、
時代のニーズを汲み、そのままの姿で蘇ったことに、
関係者へ敬意の念を抱くとともに、京都の底力を感じました。
ずっと愛され続けてほしいし、建築の幸せなあり方を見た思いです。
イイダ