2025/05/01

学生によるインターンシップレポート 鹿児島大学大学院 修士2年 清藤彩音

鹿児島大学大学院 修士2年の清藤彩音です。学生のうちにさまざまな設計事務所でインターンシップを経験し、設計のノウハウや事務所ごとのカラーを学びたいという思いから、古森弘一建築設計事務所にて2週間インターンをさせていただきました。

この2週間では、主に模型制作と図面の着色作業を担当しました。社員の方々からの指示やアドバイスを受けながら、模型や着色を通じて「何を伝えるべきか」を明確に主張する表現力の大切さを学びました。また、バイト生の方々と一緒に作業する中で、自分の作業スピードや知識不足など、今後改善すべき点を客観的に認識することもできました。

加えて、本田クリニックと専宗寺を見学させていただきました。人生の始まりと終わりを象徴する建築を通して、命への思いを馳せながら図面や空間に向き合う貴重な経験となりました。見学の際には、「設計段階では悩んだけど、この配置にしてよかった」といったお施主様の実感のこもったお言葉や、「使ってみて初めて分かった改善点」など、リアルな声を伺うことができました。事務所に戻ってからも、その経験を次の設計に即座に反映されている姿から、既存の枠にとらわれず、常にアップデートを続ける設計姿勢に強い感銘を受けました。

古森設計には、私と同年代の若い社員の方々が多く在籍しており、その皆さんがすでに責任ある仕事を担い、設計や対応に主体的に取り組まれている姿がとても印象に残っています。電話対応ひとつをとっても、お施主様・役所・施工会社といった多くの関係者の間で迅速かつ的確に連携を取られており、ミーティングでもしっかりと意見を述べられていて、アトリエ事務所ならではのスピード感と成長力を肌で感じました。そのような皆さんの姿に、「うかうかしていられない!」と身が引き締まる思いでした。私も来年から社会人としての道を歩み始めますが、今回学んだ姿勢を胸に、困難を乗り越えながら、屈強な人間を目指して努力してまいります。

2週間という短い間でしたが、多くの学びと気づきに満ちた時間でした。皆さんと食べたたい焼き、とても美味しかったです!本当にありがとうございました。

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