先週は東京から帰ってくる際、四国に寄り道して幾つかの建物を見てきました。まず犬島アートプロジェクトの「精錬所」です。100年前この島には銅の精錬所があり、その遺構である煙突を利用して、施設が作られています。
事前申し込みが必要な見学ツアーがあり「建築」「アート」「屋上」「遺構」と案内してくれます。
設計者である三分一氏は「建築は地球のディテール(部分)」と捉えていて、建築が地球に負荷を与えることのなく、地球と建築がよりよい関係を築くことが出来るよう計画されています。極力照明を用いず、空調のない建築を実現しています。まだまだ、改良の余地はありそうですが、目指す建築の明確さに敬服いたしました。
残念ながら建物は撮影禁止でしたので、「遺構」の写真です。少しずつ崩れているそうです!