2011/07/14

日帰り上京

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先週末は現在進めている門司港駅調査の勉強のため日帰り上京。明治神宮宝物殿、絵画館の見学会に参加。

建築の分野では、「どういう建物を文化財として保存すべきか?」という問題について長い期間議論されています。木造の建築が多く、気候風土の厳しい日本では、建物を長く維持するには、メンテナンスによるパーツの取り替えが重要です。50年前にも、300年前にもパーツが取り替えられています。建設して直後に取り替えられたパーツもあります。
ヨーロッパの組石造のように古い部品がそのまま残っていれば楽なのですが、日本ではそうはいかず部品がどんどん新しくなるなかで「何に価値があるのか?」という問題は沢山の意見があり、難しい問題です。
20年に一度建て替えられている伊勢神宮の価値は?鉄筋コンクリートの大阪城の価値は?
複雑な背景だからこそ、沢山の意見があり、ミステリアスな部分が沢山あります。歴史の面白さに触れた一日でした。

 

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