工場見学
古森、穴井、白濱、橋迫で工場見学に行ってきました。
まずは、太宰府にある東洋ステンレス研磨株式会社さん。
一口にステンレスといっても、鏡面だったりヘアラインだったりとさまざまな表情があります。
今回見学した東洋ステンレスさんは、世界でもトップクラスの加工技術をもっていて、表面に吹き付けるガラスビーズの種類や強さ、当て方などを変えることで、微妙な表情のステンレスをつくりだしています。その微妙な差で、柔らかさや湿っぽさなどが表現されていて、とても魅力的でした。
次に、久留米絣の工場を訪れました。
久留米かすりは1本の反物ができるまでにいくつもの工程があります。
今回は、その中で「くくり」「染め」「織り」の仕事を見せていただきました。
くくり:
縦糸と緯糸の染色しない部分を糸で縛っていきます。
染め:
藍に染めていきます。薄い藍から濃い藍へと30回以上、浸して、絞って、叩いて、、、をひたすら繰り返していきます。見学した小川内さんの工房にはやさしい光が入り込み、藍からとりだした糸を石の上で叩く音がピシャッピシャッと心地よく響いていました。
織り:
機械織りの工場を見せてもらいました。なかなか年季の入った機械が、忙しく機を織ってました。
それぞれの工程を丁寧に積み重ねて、ひとつのものができあがる様が、とても美しく感じた一日でした。