学生レポート第三回目は長崎大学の塚本涼太くんです。
住宅見学(樹を掴む家、かさねぎ)
8/26インターンの一環として、2つの住宅見学をさせて頂きました。
1件目の住宅は、小倉の町から、少し離れた静かな住宅地の中に、ありました。
ここは、普通の住宅では、見ることのできない景色を持つ住宅で、1階、2階に大きな窓があり、2階からの眺めはとても写真では伝えきれないほど素晴らしく感動しました。窓が大きかったので、光が沢山入り込み明るく落ち着いた空間を持つ住宅でした。室内は、階段の踏み板の部分にジュート(黄麻)が使われていたり、2階は住んでいる人同士の距離感(視線や身体的な距離)が、適度に保たれるような工夫があり、とても素敵な空間を持つ住宅でした。
2件目の住宅の第一印象は、周囲との違い(材質や家の形)が強すぎて、そこだけ異空間のようでした。しかし、玄関を通ると立派な庭があり外観から受けた印象とは違う暖かいオープンな空間が存在し驚きました。人の集まる住宅を作りたいという想いが、そのまま形になっているというお話を伺い、目に見えないものを形にするという建築の仕事は、とても素晴らしいことだと感じました。また、1階は、ネイルサロン、ジャズコンサートができるような場所が存在し、色々な用途に合わせた使い方のできる空間がでした。
このインターンシップ中に、フレキシブル(柔軟さ)という言葉を、何度も耳にすることがあり、ぼんやりとしたイメージしかなかったこの言葉を形として見ることができたことは、とても貴重な体験でした。
長崎大学 塚本涼太