2018/09/04

学生によるインターンレポート 鹿児島大学2年 中村恭子

鹿児島大学工学部建築学科2年の中村恭子です。

今回、古森弘一建築設計事務所にインターンシップとして2週間ほど行かせて頂きました。

この2週間、模型のお手伝いや現場見学をさせて頂き、大学内では学ぶことのできないことを多く学ぶことができました。意匠設計をしていく中で、人への気遣い・気配り・思いやり、建築の知識や技術とは別に、いち人として大きくなければ良い設計はできないということ。また、事務所での日常を目にする中で、施主さんが豊かな時間を過ごすことができるように空間を設計することがいかに大変なことなのか知ることができました。

大変な仕事にも関わらず、事務所のみなさんはどこか楽しそうで、これから学んでいく建築という分野への期待が高まりました。

現場見学を通して

インターンシップ初日、古森さんは「21世紀の宿題はソトである。」とおっしゃりました。その時点では、その言葉がどういう意味なのかあまり理解できませんでした。しかし2週間たった今、わずかですが理解できた気がします。今回のインターンシップでは、これまでに設計してきた住宅を何件か見学させて頂きました。見学していく中で、ウチとソトのつなぎ目をみると、どれも曖昧なものが多く、ウチにいると内部空間を広く感じ、ソトにいると外部空間でも家ならではの安心感を得ることができました。

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(もじのどま)

また、敷地のウチとソトのつながりでは、普段は閉ざしているガレージの建具を開けば、私が家主であれば、人を「ようこそ。」と、友人や親戚であれば気軽に「お邪魔します。」と言いたくなるような自然な境界となっていました。普段はプライベートを守り、時には開放感を与えることができる建具。建具について考える良い機会となりました。

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 (とらすの家)

終わりに

2週間という短い間でしたが、非常に濃い時間を過ごすことができました。古森さんをはじめ、事務所の方々ありがとうございました。

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追伸

細部まで心配りを持った設計をできるよう、励んでいこうと思います。

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