2016/10/07

学生によるインターンレポート 広島大学大学院1年 小野公治

広島大学大学院1年の小野公治です。今回はインターンシップ生として1ヶ月間お世話になった古森弘一建築設計事務所がどのようなところなのか、またそこから学生の目線で感じたことを書いていこうと思います。
 古森設計事務所の大きな特徴の1つが、事務所が何の仕切りもない大きなワンルームで構成されているということです。

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そこではスタッフも学生も同じ空間で仕事をしています。コミュニケーションの場として日頃の会話や仕事の話が行われていて、実際の設計がどのように進んでいくのかをより近い距離感で見ることができます。
 企業や施主の方々との打ち合わせも同じ部屋で行われるので、その内容が僕ら学生の耳にまで届きます。そのため今のプロジェクトがどういった段階で、どのような問題が挙がっているのかを皆が把握し共有することができます。
 また部屋全体が多くの緑で囲まれ、ゆったりとBGMが流れてる様子はまるでおしゃれなカフェのようです。そのおかげでリラックスしながら、なおかつ適度な集中力を持続させることができ、環境を少し工夫するだけで仕事の効率が変わることにとても驚かされました。

古森設計事務所では月に1度ゲストを招いての勉強会・あさの建築塾を開催しています。

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この会には毎回多くの学生が参加し、講演をもとに活発な議論が行われます。普段の大学生活ではなかなか聞くことのできないお話はとても新鮮で刺激的でした。今後も機会があればぜひ会に参加させていただけたらと思います。

 設計には様々な人との関係が非常に重要であることを学びました。実務での設計は多くの決まり事で成り立っており、その都度確認をしていかなければなりません。そのため必然的に多くの人と出会い、関わっていくことになります。そしてそこで築いた関係性が次の機会につながり、新たなプロジェクトが始まっていきます。今回のインターンシップでこのつながりが大切であると強く感じました。自分にとっては北九州の古森設計事務所との出会いも必然的なもので、そこから次の機会につなげていけたらと思います。

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