今回古森弘一設計事務所で3週間のインターンシップをさせて頂きました。設計事務所ってどんな仕事をしているのか実際に見てみたいと思い参加しました。
この3週間、模型・図面のお手伝いや事務作業をしたり、現場にも連れて行って頂いたり、たくさんの経験をさせて頂きました。学校の課題をやっていく中で製図や模型製作は日々やっていることですが、このインターンを通して学校でやっていることとは違う差を感じました。課題でやっていることは実際に建てることはないので言ってしまえば妄想にすぎません。ですが、実際に行われているプロジェクトでは細かい寸法だったり素材、構造、コスト、法律などなど、解決しなければならないことや決めなければならないことが山ほどあるということが分かりました。沢山の段階を踏んで建築ができていくことは理解していたつもりでしたが、所員さんが色んな方と打ち合わせをしたり、書類を用意する様子を目の当たりにして改めて建築のスケールの大きさを感じました。所員さんが建つまでの準備や段取りは大変だけど、構想してきたものの完成を見るとやっぱり感動するとおっしゃっていました。建築家になることは大変だけど、そういう世界に興味を持てたことを嬉しく思いました。
このインターンで仕事環境の大切さを学びました。古森事務所では毎週月曜日の朝に全員で掃除をします。掃除をすることで一週間をまた新たな気持ちでスタートできる気がしました。忙しさを理由におろそかにしてしまいがちですが、その時間はとても重要だと思いました。これから学校で製作を進めていく中でも取り入れようと思います。
3週間という短い間でしたが大学で学ぶだけではわからないことを体験することができてとても有意義な時間になりました。
来年も後輩が行ってくれると嬉しいなぁ。