はじめまして、今週のブログ担当のクサバです。
今年の8月に2週間のお休みを頂いて、念願だった北欧に行ってきました。
初めて訪れる土地は何もかもが新鮮で素晴らしく見えるものですよね。
中でも、アアルト設計のヴィラ・マイレアは有無を言わせない感動を与えてくれました。
ヘルシンキからこの場所にたどり着くまでが大変でしたが、実際に目にしたときの感動は特別なものです。
上は南側にあるリビング。北欧特有の低い太陽高度によって立体感のある光が降り注ぎます。刻々と変化してゆく光が陰影を生み、あたかも空間が生きているような錯覚を起こします。
下は向かいにあるサンルーム。先ほどのリビングを「動」とすると、こちらは「静」と言える。北側に面しており安定した光に満ちた少し「和」を感じる、落ち着く空間に仕上がっています。
アアルトはのちにヴィラ・マイレアをこう呼んでいます。
「若い4人が目指した理想の住宅は、今もういういしいオーラを放ちながら、林のなかにたたずむ。」
竣工して70年以上経った今でも、そのオーラを感じとることができるマイレア邸は
一見の価値ありです。
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