2019/04/12

学生によるインターンレポート 九州職業能力開発大学校建築科1年 大山壮真

 建物見学(門司港駅グランドオープン)

九州職業能力開発大学校建築科1年の大山です。今回設計事務所とはどういうものなのか具体的に知りたいと考え、JIAのオープンデスクを介して3週間ほどインターンシップとして古森弘一設計事務所に行かせていただきました。活動内容としては、模型作りを主とし、終盤には建物見学へも同行させていただきました。

   保育園のある階段空間を1/25の大きさで模型を作る作業。この規模の模型を作るのは初めてでした。出来上がって見える景色は1/50の模型とは全く異なり、より原寸に近い形にする重要性、模型を作る意味や大事さを肌で感じました。

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   また、周辺に植える植栽には、建物の利用者が過ごすだろう雰囲気や過ごして欲しい風景を考え、植える木を決めていました。建物だけでなく周辺環境にも意味を与え、気を配っていることに建築家のすごさを感じました。

3模型作り(木の意味)

この3週間を事務所で過ごす中で最も感じたのは、自分の意思や考えを声に出して表現するということです。設計事務所というと、人の出入りが少なく、言葉数も少ない殺伐とした雰囲気だと思っていました。が、それとは真逆で様々な人が出入りし、何度も打ち合わせを行い、各々の意見が飛び交っていました。

1 設計事務所(会話)

  どの世界でもコミュニケーションは重要となりますが、この建築・建設業界では特に求められるものと感じました。クライアントさんとの話し合いでは、お互いのしたいことを表現し合わなければ、より理想に近い建物は生まれません。施工業者さんとの打ち合わせでも、それぞれの意見をぶつけ合わなければ、いい建物は出来ません。また雑誌のカメラマンさんに至っては、建物に込められた意味を伝えることで撮れる写真も変わってくると思います。

  今回のインターンシップでは、私は積極的にコミュニケーションを取りにはいけませんでした。これを機に、生活の中で、物事の意味や意図を考え、自分なりに意見を持ち言葉にし、表現・共有することを意識して日々を送りたいと思います。

  この3週間は、普段得られない体験や話を多くさせていただき、毎日が刺激的でした。この経験を糧に、日々励みたいと思います。

   最後に、ご多忙の中インターンシップを受け入れて下さった古森弘一設計事務所の皆様に、感謝申し上げます。

 

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