2012/03/26

メキシコ旅日記6

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Paseo de Los Gigantes沿いにある公園には、バラガンの像とベベデロ噴水があります。この公園は、馬と人のための遊歩道。今は水が張られていませんが、当時はこの水盤に水が張られていて、それを馬が飲んでいたそうです。公園のエンドに高い白い壁がそびえ立っています。なんでもない白い壁と黒い水盤があるだけですが、なぜだかのんびりと落ち着いた気分になりました。

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これはバラガン邸の外観です。世界遺産とは思えない程の、あっさりとした外観。
残念ながら中は写真撮影不可でしたので、バラガンの作品集から抜粋します。

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上が階段ホールの写真、下がリビングから庭を眺めた写真です。随所にちりばめられた、宗教的工芸品やアーティストの作品、それらを印象的に見せるために演出された光や色。それは明らかにコルビュジェをはじめとするヨーロッパのモダニズムの建築とは異なるし、かといってメキシコの伝統建築とも違います。グアダラハラのアシエンダ（大農園）で育った記憶と、その後の世界的な時代の流れ（モダニズム）の間で、バラガンが独自に見出していった世界が感じられました。このリビングにいると本当に何時間もそこにいたくなるような、心地よい空間でした。

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