ミリカローデン那珂川のエントランスに設置予定のとある部分の検討風景です。
大工さんに工場で実際に1/1スケールでモックアップを作っていただきどのような仕口が今回のプロジェクトにふさわしいかを考えています。
組み立てられると、それぞれの違いはよく観察しないと分かりませんが施工の合理性、力の流れなど用途に応じて様々な木のつなぎ方があり、これまでに見たことのない仕口から、伝統的な仕口まで大工さんの技術の奥深さにいつもハッとさせられます。
本プロジェクトでご協力いただいている、東京の構造設計者の方々とオンラインミーティング打ち合わせを行い、実物を手にしながら試行錯誤を繰り返しています。
コロナ禍で制限されることも多いですが、少し前までは東京-香港-福岡をオンラインで繋いで本プロジェクトの打合せをしていました。
ネガティブなことばかりがフォーカスされがちですが、コロナ禍によって生み出された新しい創作方法も生まれつつある気がしています。
この格子はエントランスのどこに取り付くのかお楽しみに。
現代の技術を那珂川のまちにしっかりプロットしていけたらと思います。
まだまだ現場は佳境が続きますが、着実に1歩、1歩前に進んでいます。
(anai)