2007/09/13

お盆休み3

続きまして香川県庁舎(丹下健三)
専門家の間では歴史上かなり重要な位置づけをされている建物です。恐らく文化財になるでしょう。
コンクリートを使って日本風を表現したところが評価されています(すみませんザクッとした表現で)。丹下は建築を「縄文」か「弥生」かに分けて説明することが多いですが、「弥生」だそうです。
う〜、ワカラン、と思って調べてみました。「人間と建築」丹下健三著(彰国社)によると、どうもこのピロティー(※1)の源流はコルビジェではなく弥生時代に現れた高床式にあるようです。

最後に「人間と建築」から高床式という形式についての引用
「この表現には素朴ではあるが力強い、簡潔ではあるが格式の高い、そうして静寂ではあるが暗いかげりが現れている」

確かにこの名建築からもその気品が感じられました。

※1 建物の一階を柱だけ残し、吹き放しとする建築様式。また、その空間。ル=コルビュジェが近代建築の一要素として提唱。

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