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2020/03/11

学生によるインターンレポート_福岡大学工学部建築学科4年の高田好美

福岡大学工学部建築学科4年の高田好美です。

私は大学の助教授の紹介で、古森弘一建築設計事務所に事務所見学と2週間のインターンシップをさせていただきました。

 事務所見学では古森さんやスタッフの皆さんに古森事務所についてや設計事務所で働くということについて丁寧に教えていただきました。また、進路の悩みを親身になって聞いていただき、これまでの経験を踏まえたアドバイスもいただきました。スタッフの皆さんのお話の中での“仕事はきつい・しんどいことも多いけど、それでもすごく好きな部分・楽しさ・嬉しさが引っかかってくれるから続けられる”という言葉からも、建築が好きだという気持ちがエネルギーになっているのがよく分かりました。とにかく温かい印象を抱いたと同時に、この事務所には人を大事にできる人が集まっていて、だからこそ人に愛される建築が生まれるのだろうなと感じました。

インターンシップでは主に模型製作を行い、資料作成や現場見学もさせていただきました。資料作成では専門学校のホールに配置する19種類のイスの画像を並べた資料を作成しました。イスは一つずつ種類を変えていて不揃いだけど調和したおしゃれな印象を与えており、イスを使う学生がお気に入りを見つけるところまで想像できて楽しくなりました。

資料作成の後には実際に専門学校の現場見学をさせていただきました。建物内部は白で統一された空間で、設計を担当したスタッフさんからは建築がパレットになり人や家具が絵の具のように空間を彩るイメージなのだと説明していただきました。また、この専門学校はローコストな計画にすることが条件にあったそうです。そんな中でも軸を振る・上下階をずらす・アールの階段・正面の大きな開口など建築を面白くするための工夫が詰まっていました。お施主様の要望・コスト・工期・デザインなど様々な要素を踏まえて検討を重ね設計を行っていく設計者のすごさを目の当たりにしました。

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  模型製作では保育園の模型とお寺の本堂のスタディ模型を製作しました。古森事務所の模型は白模型ではなく床や建具もカラーで空間をイメージしやすい模型です。今までのプロジェクトの模型もたくさん並べてあり、細かいところまでこだわっていて感動しました。

保育園の模型は1/50で製作し、その一部分を担当しました。模型を製作する際に平面図だけでなく展開図や建具表を見せていただき、図面を見るだけでも学ぶことが多く楽しかったです。0歳から5歳までの子どもの成長は身体的にも精神的にも大きいため、そんな子どもたちが一緒に過ごす保育園の計画では配慮することがたくさんあると思います。この計画では、室利用率を考慮して遊戯室をランチルームとしても使える計画になっていたり、子ども室の隅に子供が落ち着ける小さなスペースを設けていたり、出窓の高さを検討したりと工夫がなされていて、使う人のことを配慮した計画だと感じました。

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お寺のスタディ模型では屋根を四種類ほど製作しました。お寺の屋根は反り屋根のイメージが強いけれど、この計画では壁と屋根がつながっているひとかたまりの本堂を目指しており新鮮で面白いと感じました。また、光を直接ではなく反射させながら柔らかく取り入れる工夫についても説明していただき非常に面白く勉強になりました。これから計画が進んで、今までにないお寺が完成するのが楽しみです。

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今回短い期間でしたが非常に良い経験になりました。インターンシップ中は周りの音を聞くようにしていたため、私にとっては事務所内で行われる会議や電話のやり取りといった実務の音を聞くだけでも新鮮で勉強になりました。また、古森さんやスタッフの皆さんの忙しい中でも仕事に縛られない自由さのある働き方が魅力的でした。古森さんのエジプト旅行のお話も楽しく、足を運ぶことの大切さを感じました。これからはもっと建築に向き合う時間を増やしていこうと思います。

ご多忙にもかかわらず快くインターンシップを受け入れてくださった古森弘一建築設計事務所の皆様に深く感謝申し上げます。

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