2024/09/27

学生によるインターンシップレポート 鹿児島大学工学部建築学科3年 岩屋柊

鹿児島大学工学部3年の岩屋柊です。この度、古森弘一建築設計事務所で2週間のインターンシップに参加させて頂きました。

私は今回が初めてのインターンシップで非常に緊張をしていたのですが、古森さんをはじめ、事務所で働いている方全員が気を遣って話しかけて頂き、すぐに緊張がほぐれました。他の設計事務所では主に模型制作などのお手伝いをすると聞いており、私もそのようなことをするのだと予測していました。しかし、実際は模型制作だけでなく、普段は入ることのできない住宅や保育園などの見学や、北九州の大学生を集めて勉強会をして他大学と交流をしました。設計事務所のお手伝いだけでなく、大学にいるだけではすることのできない体験をさせて頂き、非常に勉強になりました。

インターン中に行った作業として、主に模型制作や講演会で使用するパンフレット制作を行いました。パンフレット制作ではパンフレットを手に取る人が見やすいような写真のレイアウトやサイズを教えて頂きながら制作しました。どのように写真を置けば見る人が見やすいのかを学ぶことができ、今後の設計課題の参考になりました。



また、実際に貴船保育園、ミリカローデン那珂川、おもやとはなれ、専宗寺納骨堂を見学させてもらいました。貴船保育園は園児に寄り添った建築であることを感じ、子どもサイズの洞穴のような場所や園庭では、遊具のように子どもたちの遊び方を限定せず、自由に遊べるように設計されていて勉強になりました。ミリカローデンでは地域の人々が気軽に入れるセカンドプレイスとしての役割を十分に果たしており、雨宿りに来てそのまま会話を楽しんでいる様子や、シンボルであるミリカの木の中で子どもたちがカードゲームで遊んでいる様子を見ることができました。ミリカの木の中は小さな空間となっており、まるで秘密基地のようになっていたため、子どもたちが好んで中に入っているのではないかと感じました。どの建築にも細部まで考えられており、施主の要望を最大限まで考えられていると感じました。

最後になりますが、お忙しい中、インターンシップを受け入れて頂いた古森弘一建築設計事務所の皆様に、深く感謝を申し上げます。この2週間のインターンシップで、設計事務所で働くことの厳しさや楽しさ、やりがいを教えて頂き、貴重な体験となりました。大学では教わることのできない設計の考え方やお金の移動、施主や施工に関する打ち合わせなどを近くで体験することができました。今後の大学での授業や就活で役立てていきたいと考えております。本当にありがとうございました。

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