学生によるインターシップレポート　北九州市立大学2年　岡本二葉

 北九州市立大学2年の岡本二葉です。大学の設計製図の授業で古森さんの「建築の可能性」に刺激を受け、私も勉強したい、知りたいと思いインターンシップに参加させていただきました。社員さんの働き方、設計業務はほんの少しでほとんどは調整・管理・検査であること、お施主さんとの秘話など大学だけでは知らないことをたくさん知りました。

インターン期間は主に模型製作をしました。模型はミリカローデンの図書館を1：50で製作しました。模型の作る順序、作り方、図面の読み込み方を教えて頂き、やり直しをたくさんして時間がかかってしまい完成とはいきませんでしたが丁寧に試行錯誤しながら隙間ができないように作らせてもらいました。

 また建物見学で正行寺、貴船保育園、ミリカローデンに連れて行って頂きました。現場に行くのは初めてで、作業をしている様子や現場の人とお話ししている様子が新鮮で良い経験でした。正行寺の外観ルーバーのステンレスに傷をつけた模様、珪藻土と普通の壁を使い分けや素材の切り替え、ミリカローデンのミリカの木の角の落とし方など細かいところにこだわりを持てることが勉強になりました。

事務所の雰囲気がいつもやわらかく、建築についてのまじめな会話や昼食時の楽しい話は古森設計事務所だからできることだと感じました。私もその一部に入ってお話しできて、知らないことを知って、社員さん一人一人の建築に対する思いや将来について聞くことができて本当に良い刺激になり、このインターンが私の建築人生の原点となったと思います。また、お手伝いに行きたいと思います。2週間の貴重な経験をありがとうございました。