2018/11/06

学生によるインターンレポート 大阪工業大学大学院1 年 埜田太一

 

2018.11.06_2-2

10/11~26 の約二週間のインターンシップに参加させていただきました。

・保育園のスタディ 二週間の期間のメイン作業。 1/50 のスタディ模型を何回も作って、壊してを繰り返しました。 大きなスケールの模型をこれほど繰り返し手を加えたのは初めてでした。

階段室の窓のスタディもさせていただきました。 窓を2~4 つ設けるだけで、構造や安全面を考慮しつつ、子供たちのための場を作るのは簡単なようで、 とても難しく、今までの課題等のスタディは浅かったことがよくわかりました。

2018.11.06_2-3

 

2018.11.06_2-4

 

・弁護士会館 完成に向けて急ピッチで進んでいる現場見学。

今まで見学した中で一番大きい現場だったので、描いた線が実際にできていく責任感の重み、大勢の 人が動いて建築を作り上げていく時のパワーをより感じることができました。

建物全体が4 つのキューブでシンプルに構成され、ボリュームが分けられることで公園や住宅に配慮 する一方で、正面のキューブは大胆にキャンチされ弁護士会館としての威厳のあるものになっていま した。

駅から近づいていくにつれて見え方の変わる3 種類のステンレスのファサードは、織物をモチーフに なっており、その考えが内部の左官壁、カーテンに反映されて、見え方は少しずつ違うけれど統一感 が出されていました。

特に左官壁やその壁にできる影は本当に人が施工したのか疑うほど美しいのものでした。

アトリウムのトップライトからの光も印象的でした。 設けられた相談スペースと横の公園との関係、見え方が竣工後にはどうなるのかなと気になりました。 竣工した際には必ず見学して屋上のデッキからの眺望を体験したいと思いました。

2018.11.06_2-5

2018.11.06_2-6

2018.11.06_2-7

2018.11.06_2-8

・無量光 明圓寺の納骨堂 無量光という作品を見学させていただきました。

外観のコンクリートの雰囲気とは異なり、上部の木のルーバーから落ちてくるやわらかい光で満ちた 空間。

納骨堂の入り口からはランダムに配置されて見える柱は、納骨壇の配置のヒエラルキーをなくすとい う考えに加えて、コンクリート壁でできた空間としての重みを打ち消しているようにも感じられまし た。

壁での反射が抑えられ、床、天井だけが明るく見えることも、それを増幅させていると思いました。 外の鳥の声が中でも少し聞こえることにも驚き、何度も内部と外部を行き来したのも雑誌等ではでき ない貴重な体験だと改めて感じました。

2018.11.06_2-9

2018.11.06_2-11 2018.11.06_2-10

・竣工後 お披露目パーティー インターン最終日は竣工した住宅でのパーティーに参加させていただきました。 住宅が使われている様子を見る貴重な機会でした。 この会には住まわれている御施主様、事務所の方々だけでなく、施工に関わった会社の方々まで参加 されており、みんなで建築を作ったということが表れている瞬間でもありました。 施工会社の社長、棟梁の方からもお話しを聞く事ができて良かったです。

柱をできるだけ落とさないために考えられたグリッド状の木トラス構造には照明、音響等の機材が隠 され、シンプルな空間にみせつつ、庭を挟む母屋と離れを繋いでいるように感じました。 この他にも、数件の現場見学、申請書類の提出、事務所での勉強会、キャンプ、先生との面談、、な ど色々な事を体験させていただきました。 二週間とは信じられないほど、とても充実した日々を過ごす事ができました。 古森先生、事務所の方々、本当にありがとうございました。 

  • Twitter
  • Facebook

E-mail:infoarch@furumori.net ASANO2-6-16-3F,KOKURAKITA-KU,KITAKYUSHU-SHI,FUKUOKA,802-0001,JAPAN Copyright@FURUMORI KOICHI ARCHITECTURAL DESIGN STUDIO All right reserved.