ようやく足場が取れて全貌があらわになりました。
心配だったステンレスも予想以上に良い仕上がりで、ホっと一安心。
内部では、メインのアトリウム空間が一番スピードが早く、ほぼ完成系に近づいています。
足場が取れて空間が建ち現れたとき、感動のあまり思わず涙が出そうになりました。。
工事も終盤に差し掛かり、手が荒くなりがちなのですが
一つ一つ丁寧に想いを込めて作っています。
その丁寧さが空間にもいい影響を及ぼしているように感じます。
あと、2ヶ月で完成です。
最後まで気を抜かず、がんばります。
草場
「 福岡らしさ 」を目指して
徐々に会館が姿を現してきました。
外壁は高い耐久性を誇るステンレスです。
そのステンレスに、海外でも活躍し、太宰府にある特殊研磨の企業が模様を刻んでいます。遠くから眺めると「縦縞」、徐々に近づくと細かな菱形の模様が現れてきます。
そのモチーフは博多織の献上柄です。
今回、その他にも多くの職人・デザイナーが、「縦縞」をキーワードに伝統的なモチーフを現代の技術に置き換える試みにチャレンジしています。
その集積が、訪れる人たちに「福岡らしさ」を伝え、この場所の歴史の一部になってくれることを願っています。(古森)